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代表的な白山のお花畑 |
白山での高山植物の開花群落はその年々の雪解けの状況によりますが、おおむね7月中旬から8月上旬が見ごろです。代表的な地域ごとに見られる主なものをご紹介します。
■弥陀ヶ原(みだがはら) 主として湿地の植物が多く、数年に一度コバイケイソウの開花群落が見られます。また、クロユリ、ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、チングルマ、イワイチョウ、ミヤマキンバイ、ミヤマガラシ、アオノツガザクラ、ミネズオウなどその時々に応じて木道の登山道脇に見られます。
■室堂平 ここでは自然観察路が設けられています。ハクサンコザクラ、クロユリ、ハクサンフウロ、コバイケイソウ、クルマユリ、ミヤマキンバイ、ヨツバシオガマ、イワギキョウ、コケモモ、アオノツガザクラ、ハクサンボウフウ、コイワカガミ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマガラシ、ミヤマタンポポなどピンク、黄色、白など色とりどりです。また、ウラジロナナカマドやタカネナナカマドは紅葉の季節をいろどります。
■南竜が馬場(みなみりゅうがばんば) 自然の庭園が開けています。特徴としてここではハクサンオオバコがみられます。クロユリ、ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、チングルマ、コイワカガミ、イワイチョウ、ハクサンボウフウ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、ニッコウキスゲ、キヌガサソウ、ミソガワソウ、ミヤマキンポウゲなどが見られます。
■北竜が馬場〜四塚山(よつづかやま) 特徴として、ここではハクサンイチゲの群落が見られます。ハクサンフウロ、シナノキンバイ、ハクサンコザクラ、ミヤマダイコンソウなどです。
■お花松原 ここでは、広大な高山植物の濃厚な群落が見られます。とりわけハクサンコザクラ、クロユリ群落は見ごたえがあります。
■観光新道馬ノ立髪 ニッコウキスゲ、ハクサンシャジン、テガタチドリ、タカネナデシコ、ハクサンフウロ、ミヤマクワガタ、イワオウギ、タカネマツムシソウ、タテヤマウツボグサ、カライトソウ、ミヤマトウキ、ミヤマキンポウゲなど実に多様な花々が楽しめます。
■その他、別山・市ノ瀬道も人気があります。釈迦新道でオオサクラソウを見ることがあります。各登山道の亜高山帯上部から 高山帯では高山植物群落が見られます。 白山より西には、これより高い山がないことから、白山を西限とするものや南限する植物が100種以上確認されています。 |
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ハクサンフウロ |
ハクサンコザクラ |
ハクサントリカブト |
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ハクサンボウフウ |
ハクサンシャクナゲ |
ハクサンチドリ |
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ハクサンオミナエシ |
ハクサンシャジン |
ハクサンタイゲキ |
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ハクサンイチゲ |
ハクサンハタザオ |
ハクサンオオバコ |
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ハクサンカニコウモリ |
ハクサンアザミ |
ハクサンスゲ |
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ハクサンイチゴツナギ |
ハクサンサイコ |
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ハクサンカメバヒキオコシ |
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